自然光を取り入れる住宅デザイン

K.Matsunaga K.Matsunaga
ミドセンチュリーテイスト 居間がテラスと一体化して繋がる成城の住まい, JWA,Jun Watanabe & Associates JWA,Jun Watanabe & Associates Salas de estar modernas
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暮らしの心地よい要素として、採光や採風は欠かせない要素ですよね。自然光の環境は心身の健やかさを保つために必要なため、建築基準法でも定められています。家づくりの際には、敷地周辺の環境により自然光を取り入れるために工夫が必要な場合もあります。今回ご紹介するのは、JWA,JUN WATANABE & ASSOCIATESの手がけた住宅デザインです。心地よく住み良い住環境を叶えるデザインは参考になるポイントがきっとみつかるはずです。


中軽井沢のヴィラ

自然豊かな軽井沢に建つヴィラです。原生林が裏手にあり、まさに森に囲まれた環境の立地。原生林を背にし、くの字の建物とすることで森に寄り添うようなデザインがなされました。屋根を高く設け、大方を吹き抜けとすることで内部は開放感のある空間です。建物上部に連続するスリットが設けられ、内部は自然光が降り注ぐと同時に、夜は室内からも明かりが漏れ美しいファサードを森の中に浮かび上がらせます。すりガラスのふわりとした光に包まれる空間でリラックス時間を堪能できる住まいとなりました。

吹き抜けのあるシンプルモダンな家

西側に雑木林を持つ角地にある、若夫婦のための住まいです。道路に対して斜めに載った二階が、シンプルな佇まいに特別感を与えています。内部は間仕切りのないLDKの大空間が広がり、さらに吹き抜けのある開放感が魅力です。外部から見えていた斜めの二階は、室内の吹き抜けの形状ともなっており、長方形のLDKに対して斜めのラインが出ることで奥行きを感じさせます。一階の窓からは豊かな雑木林の緑が、上からはやわらかな自然光が降り注ぎ、穏やかで優しい空間が生まれています。

三世帯の住まう東京の家

東京の渋谷区、代々木上原にある三世代の住まう家。コンクリートと幾何学模様のパンチングメタルで構成されたファサードが独特な存在感を放ちます。住宅や建物が密集する都市部では、外部に向かって開放してしまうとプライバシーも犠牲にしなければなりません。自然光を取り入れながらも、プライバシーを確保できる工夫、そしてデザイン性を叶える工夫が必要になります。パンチングメタルは、内側から見ると光と景色は損なわず、外部からは視線をカットできるメリットが生まれます。こちらのホールのように、大きな一枚ガラスの窓を設け、閉塞感を生み出さず光を取り入れ、都市部にあるとは思えないような静謐な空間が実現しました。

テラスとリビングが一体となった住まい

ミッドセンチュリー&カリフォルニア風の住まいを望まれたご夫婦のためのこちらの家。全開口のサッシを一階に採用し、庭と一体化するようなプランがデザインされています。内外の床材を黒いスレート石仕上げにし、内外の境界を感じず開放感のある環境を実現。リビングは吹き抜けとなっており、上からも自然光がたっぷり降り注ぎます。家にいながらも外を感じられ、都市部でも心地よい暮らしを送ることができるでしょう。

施主と建築家が協働して生まれた理想の住まい

建築家志望だった施主が思い描いた、理想の住まいを建築家とともに作り上げたというこちらの家。地下から塔屋まで5層というボリュームのある空間です。全てガラスで覆われたダイナミックなリビングは、都市部にあると思えないような圧巻の開放感。タイルの床材や、つながるキッチンやダイニングのモダンな空間はまるでラグジュアリーホテルを思わせます。窓だけでなく、インテリアにもガラスを多用することで、大きな空間でも透明感があり自然光が奥まで広がる住まいとなりました。

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