いつも使い慣れたキッチン。でもちょっと雰囲気を変えてみたい、と思うこと、ありますよね。プチリノベーションをするのであれば、バックスプラッシュを変えてみるのはいかがですか?バックスプラッシュとは、コンロやシンクの奥に貼ってある壁材。キッチン素材を変えてみるだけでこんなに印象が変わるの?ときっと驚かれるはず。天然素材・非天然素材とありますが、それぞれどれほど違いがあるものかまとめてみました。
キッチンなどの水回りでよく使われるタイルですが、真っ白だとちょっと味気なかったりもしますよね。そういうときは、色付きで表面がつやっと輝くタイルを選んでみるといいかもしれません。タイルのいいところは、お掃除のしやすさ。ただ、目地の間に入り込んだ汚れは落としにくかったりということも。いろんな色のタイルを組み合わせてオリジナルの空間が作れるのはタイルならではの利点です。
Photo Koji Honda / Koji Honda Photo Studio
素焼きレンガのタイルを使ったこちらのキッチンは、カントリー風な仕上がり。木製の棚に白いタイル、レンガの壁がとてもマッチしていますね。レンガは掃除がしやすく時々好みの色に塗り替えたりできるという利点がありますが、衝撃が加わると欠けてしまうこともあるので注意が必要です。
キッチン用の壁材として広く出回っているのがスプラッシュパネルです。使われている素材もさまざまで、アルミやステンレス、ホーローなどの天然素材や耐火性があってリーズナブルなメラミン樹脂などの非天然素材があります。樹脂製は、抗菌性やお手入れのしやすさが売りですが、シックハウスや環境問題が気になる方は天然素材を選んだほうがいいかもしれません。
バックスプラッシュを黒板風の壁にすると、自宅もおしゃれなカフェ風に変身!気分によっていろいろ絵を変えてみるのもよし、家族との連絡事項を書くのもよし。いろんな活用法がみつかりそうですね。ホーロー製のキッチンパネルでも、ホワイトボードのようにマーカーで書けるものもあるみたいです。
広々としたアイランドキッチンを持つ、愛知県の建築会社ジャストの家が手がけた「育みの家」では、バックスプラッシュはガラス製。子育てをコンセプトにしたこちらのお宅では、ガラスにすることで閉塞感を減らすとともに、子供たちに目が届きやすくなっています。ガラスだとお手入れも楽でいいですね。
キッチンにもちょっとした高級感を、と思われるあなた。天然石はいかがでしょう。メキシコの建築家Obra Blancaによるこちらのキッチンはバックスプラッシュだけでなく、ワークトップやテーブルまでもが御影石!さすがにここまで揃えられない、という方も、ポイント使いすると、今より格が上がること間違いなし!ですね。
環境にやさしい素材を使いたい方は、木を使ったバックスプラッシュはいかがですか?木材は天然素材の代表格。こちらのキッチンのように、棚が木製であれば色合いや質感の近い木を選ぶとマッチします。あたたかな雰囲気のキッチンに仕上げたい方にはこんな風に木の板を張り巡らすのもよいかもしれませんね。
【キッチンについては、こちらの記事でも紹介しています】
※ カウンターキッチンをよりすっきりおしゃれにする6つのアイデア
▼homifyで建築家を探してみませんか?無料で使える募集ページで見つけましょう!▼
募集ページはこちら!