マンションの一室のリノベーション「中京区の家」

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住宅のリノベーションというと様々なものを思い浮かべるでしょう。その対象となるのは、一軒家、マンションの一室、そして住宅以外から転用する建物など。今回取り上げたいのはマンションの一室のリノベーションです。それは他のものに比べると外装に手を加えられないため、内装しか改修することはできませんでした。そんな内装の改修だけで、空間を大きく変えることができるのでしょうか。今回はその一例として、建築事務所「こより」が手がけた仕事を紹介します。

リノベーションで求められた改善点

今回リノベーションが行われたのは京都市内にある建物。それは鉄筋コンクリート造りの5階建てマンションの一室です。そこには収納スペースが少なく、使い勝手の悪い小分けされた部屋がありました。また一部の部屋には十分に光が届かないなど幾つか問題点があったため、改修工事が行われることになりました。また今後クライアントが数年で住み替える可能性があるため、住み手が変わることを想定してリノベーションが行われています。

高い天井

リノベーションによる大きな変化が見れるのは高い天井。既存の天井部分を取り外して、本来は隠されるコンクリート部分を見せています。そうすることで高さを持たせ、ゆとりある空間を生み出しています。もちろん無骨なコンクリートは露わとなるが、建物の歴史を見せ、新築の建物にない重厚な雰囲気を感じさせるでしょう。また同時に白やナチュラルな色でまとめられた空間に印象的なアクセントを与えることにもなっています。

広がりを持った空間

こうした空間に広がりを感じさせる工夫は他でも行われています。キッチンと和室の間にあった壁は取り払われています。1つとなった広い空間はダイニングルームやリビングルームとして使われています。小分けされた使い勝手の悪い空間は、ゆとりや開放感を感じさせる空間へと生まれ変わったのです。このような広がりを持った空間では、食事や家族の団欒を楽しむことができるでしょう。

明るく換気のできる空間

キッチンと和室の間にあった壁を取り払ったことは、広さを生み出すためだけではありません。壁を取り払うことで、建物の南北を貫く広い空間が生まれています。建物の北側と南側には窓があるが、風や太陽の光は壁で遮られていました。ですが1つの空間になったことで風は室内を通り抜け、太陽の光は北側にも届くようになっています。こうして薄暗く空気の悪い空間は、明るく換気のできる空間へと生まれ変わったのです。

効果的に改善された問題点

他にもベットの下にスペースを作り、収納スペースを増やしています。また床材を間仕切りの壁を建てる前に取り付けており、今後も間取りの変更が可能となっています。このようにして問題となっていた点は効果的に改善されているのです。それは今回のリノベーションの大きな成果と言えるでしょう。こうして外装に手を加えていないにも関わらず、マンションの一室は完全に生まれ変わったのです。

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