アパートメントリフォームでつくるおしゃれな自分らしい住まい6選

A.Imamura A.Imamura
外苑前の積層, 山路哲生建築設計事務所 山路哲生建築設計事務所 Salas de estar ecléticas
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アパートメントリフォームは、新築を建てるよりもコストをおさえることができるという点で大きなメリットがあります。また住まいにあわせるのではなく、自分の暮らし方に住まいをあわせられるので、ストレスなく自分らしく暮らせる家が手に入ります。また、将来的に物件価値を高めるリノベーションになる可能性もあります。今回は、そんなアパートメントリフォームによっておしゃれな住まいを実現させた6つの事例を紹介していきます。

建築家の自邸、アパートメントリフォームで住まいの重要性に向き合う

新型ウィルスコロナが猛威を振るう時期、世界的にも家で過ごす時間が重要視されています。住宅設計を仕事としている建築家たちは、この時期にどのような住まいを提案するのでしょうか ー そんな問いに向き合った建築家の自邸を紹介します。このアパートメントリフォームは、京都の中心地に立地する築40年・RC構造の集合住宅で、広さはおおよそ90㎡です。建築家は、夫婦共働き、小学生から乳児の4人の子育て真っ只中です。


「住まいの写真」ページでは様々な種類のリビングを紹介しています。◀

※ リビングの写真ページ

アパートメントリフォームでライフスタイルに向き合う

この家に家族で揃う時間は、睡眠を除くと1日5時間程度。子どもを寝かせた後は夫婦2人で過ごす時間となります。家事や仕事の残りをしながら1人で過ごすこともあるでしょう。住まいの基本は「どんな時間も居心地よく楽しんで過ごしたい」- ライフスタイルを見直し、アパートメントリフォームでは大きなアイランドキッチンが住まいの中心に配置されました。ここは、帰宅から就寝までのほぼ大半を家族で過ごす空間になります。


大きなアイランドキッチンを中心としたLDKは、こども達の様子に目が行き届く距離感を保ちつつ、ゆとりをもって調理や片付けをできる位置、サイズ、動線が考えられています。また子供たちの成長とともに家も時間をかけて変化することのできる素材、伝統工法、自然素材、和紙や左官といった自然の質感を取り入れ、優しく包まれるような空間に。アパートメントリフォームの過程で、暮らしの優先順位を見直しながら計画された住まいは、家族に優しさと安心感を与える住まいとして生まれ変わりました。


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アパートメントリフォームで新しいライフスタイルに対応できる住まいに

一般的なアパートの間取りは、画一的でそれぞれの家庭のライフスタイルに馴染みにくいことが多々あります。こちらはアパートメントリフォームによって、どれも同じで魅力のない空間にフレキシブルさと個性を与えています。このアパートメントリフォームは、11階建て、面積は約50㎡で、元々は4部屋に区切られていました。今回の計画では、より開放的な空間とするため、間仕切り壁を全て取り払い、大きなワンルームとしました。

撮影:笹倉洋平


【住まいについては、こちらの記事でも紹介しています】

※ 言葉にできない変身を遂げたアパート!

家族が自分の居場所を選びながら自由に生活する

アパートメントリフォームでは、キッチン、ダイニング、ベッド、書斎がすべてこの大きなワンルームの中に存在しています。シナベニヤでできたローウォールを配置して柔らかく仕切る構成です。ベッドで寝ながら本を読む、ダイニングテーブルで仕事をするなど、これまで限定して使われていた場所をよりフレキシブルにすることで、家族が自分の居場所を選びながら自由に生活する、という新しいライフスタイルに対応しています。

撮影:笹倉洋平

アパートメントリフォームで自分らしさを表現する

趣味に没頭できる住まい、自分らしさを自由に表現できる住まいをつくりたい ー そんな気持ちを実現したこちらのアパートメントリフォームを見てみましょう。武骨なアイアンや工業的な建具でつくるインダストリアルテイストの部屋は、モノトーンの色使いとシャープな雰囲気で、大人のアメリカンヴィンテージ部屋をつくります。まるでNYのダウンタウンをイメージしたようなインテリアスタイルです。

自分のセンスを100パーセント表現できる家

このアパートメントリフォームでは、間仕切りをなくし、全てオープンなワンルームに。天井が取り払われ、コンクリートの質感があらわになった部屋は、天井高や素材の質感、配管がありのままの表情を現し空間の中に個性を与えています。施主がセレクトしたというヴィンテージのインテリアがぴったりとマッチし、住まい手のセンスやライフスタイルが空間に豊かに表現されています。

将来的に物件価値を高めるアパートメントリフォームとは?

アパートメントは、ニーズに合わせてリフォームをしていかなければ、マンション市場では生き残れないといわれていたりもします。将来的に物件価値を高めるアパートメントリフォームとはどんなものでしょうか?築40年経つヴィンテージ・マンションの改修事例を見てみましょう。


この住まいは、肉眼でも水平・垂直が取れていないことが簡単に見て取れるほど強烈に歪んでおり、この歪みを矯正しながら下地と仕上げ材を張り直すと、どんどんと部屋が内側に狭くなってしまうという問題を抱えていました。

photo Kenta Hasegawa

難点が長所へと変わるアイデア

躯体の問題を解決しながら、さらにできるかぎりの広さを確保するため、躯体をそのままむき出しにすることで有効容積を約1.15倍に拡張させています。一方、漠然としたワンルーム空間にならないよう、ベッドルームのベースカラーは、白く塗装し、リビング空間と寝室にメリハリを持たせています。オープンで一体感のある空間でありながら、バルコニー側から離れた空間に向けフロアー木材とコンクリートの壁の色に徐々にホワイトへとグラデーションを付けることで、光の明るさを考慮する遊び心あるデザインへと仕上がっています。

photo Kenta Hasegawa

より魅力を持つ空間に生まれ変わる

ダイニングキッチンは、コンパクトかつスタイリッシュにデザインに。コンクリートと明るめのウォルナット木材の壁の異素材の組み合わせがおしゃれです。当初は、細長い洞窟のような間取りで「難点」と見られた構造も、アパートメントリノベーションのアイデアによって個性となり、将来的に物件価値を高めるのではないでしょうか。

固定概念にとらわれない

従来のアパートメントにある「壁で空間を分ける」という概念を取り払い、ユニークな方法で自在に空間を操ることができるアイデアを見てみましょう。この住居は、住まい手のアイデアで自由に暮らしを楽しむことができる新しいスタイルとして誕生しました。

自分の使いたいように使い、自分らしく生活する

この住居は、パレット式の木質フロアを自由に組み合わせ、自由に設置することで空間をつくります。コンクリート剥き出しの無機質な空間の中にも、自らカスタムすることで愛着を感じられる、特別な個性を与えることが出来ます。自分の使いたいように使い、自分らしく生活する。そんな思いを実現できるアイデアです。

アイデア次第で無限に

パレット式の木質フロアは15cmほどの段差ができるので、パレットを重ねてスキップフロアをつくることで空間をゾーニングしたり、友人たちを呼んでサッカー観戦をする時には高いフロアを設定してソファを配置することもカ可能です。アイデア次第で無限に、いつでも、好きな時に空間を自分らしく生かすことが可能になります。

ヴィンテージマンションという価値

集団住宅の中でもヴィンテージマンションと呼ばれるものがあります。主に、魅力的で人気が高いエリアに立地しているという点と、何年たっても見劣りしない住居デザインのマンションなどは、ヴィンテージマンションと呼ばれ高値で取引される傾向があります。この住居は、そんなヴィンテージマンションの改修です。キッチンとリビング、またエントランスから続く廊下の3つの部屋を、大きなテーブルを中心に持つ1つの大きな部屋に改修しています。

家族が集う大きなLDKが中心

コンクリートの躯体現しの大きなLDKは、長いキッチンカウンターが主役です。忙しい朝にはすぐに朝食をだすことができるし配膳、片付けの手間も省くことができます。同じ空間のなかでもそれぞれがお互いに同じテーブルで各々の役割を果たしながら、緊密なコミュニケーションをとることができる間取りです。

時がたっても美しいシンプルさ

美しい壁の質感と、キッチンカウンターの木の曲線が、時がたっても美しいシンプルさを空間に与えています。このキッチンカウンターは機能的にも、キッチンの床を150㎜下げることで、調理時の使用にあわせてカウンター高とダイニングテーブルや勉強机として使用する際の高さ調節がされており、どのような状況でも使い易いように考慮されています。

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