住宅デザインに変化?最新建築トレンドの知っておきたい15のポイント

A.Imamura A.Imamura
傾斜地の家, 株式会社TERRAデザイン 株式会社TERRAデザイン Jardins ecléticos Betão armado
Loading admin actions …

住宅デザインにも流行があります。特に在宅時間が増えた2020年・2021年は、最新建築トレンドと一緒に一般的な住宅デザインにも変化が出てきました。家での過ごし方が大きく変わり、私達が住まいに求めるものも少しづつ変化があったようです。今回は、最新建築トレンドの15のポイントを紹介しながら、最新の家づくりアイデアについて考えていきましょう。

最新建築トレンドと言えば、バイオフィリックデザイン

最新建築トレンドと言えば、バイオフィリックデザインが挙げられます。バイオフィリックデザインとは建築デザインにおいて自然との繋がりを高める考え方です。その中でも、住宅デザインに「土」を使用した空間の新しさに注目が集まっています。こちらは土の空間としてコンバージョンした遠野未来の元自宅兼事務所。有機的な曲線と土の素材感が個性的な空間をつくります。バイオフィリックデザインでは、これからの建材と持続性についても考えさせられますね。

クレジット: takeshi noguchi


「住まいの写真」ページでは様々な種類の家を紹介しています。◀

※ の写真ページ

最新建築トレンドの建材は、竹

最新建築トレンドでは、革新的で持続可能な建材の可能性が探求されています。例えば、網代天井などで馴染みある「竹」は木材の10倍の速さで成長するので、竹を使った住まいづくりは森林資源保護に繋がるのではないかと考えられています。竹の軽さや強度の強さも建材としての可能性を多く生み出しそうですね。


◆homifyには多くの建築家や住まいの専門家が登録しています。専門家のリストから希望の専門家を見つけましょう!◆

 homifyに登録している建具屋 ※

合板で内装を仕上げる

最新建築トレンドでよく見られる内装材といえば、合板です。一般的に合板は内装下地に使用されますが、この合板を敢えて見せ内装として仕上げるという手法が多く見られるようになってきました。素朴な質感や独特な木の温もりがある素材は、内装コストを抑えるという点でもメリットがあります。


【住まいについては、こちらの記事でも紹介しています】

 環境に配慮した優しい建築のまとめ

廃材ゼロを目指す

こちらは廃材でつくられた壁が印象的な空間。最新建築トレンドでは、循環型建築プロセスの重要性が示されます。新しく建築するにあたり全てを捨てることなくいかせる資源の流れが考えられ、例えば、コンクリート、木材、リサイクルしたプラスチックなど廃材から作られた外壁などがよく見られます。

住宅費の支払いをスモールハウスで解決

スモールハウスは、長期住宅ローンや家に縛られない新しい住まいとの関係を提示してくれます。シンプルな間取りの中でパーテーションや可動式の仕切りで出来る限り空間を有効に使うアイデアが多く見られます。また家に移動性があることも大きなメリットですね。

ローカルを考えた家づくり

地産地消や地元の職人との仕事を考慮することで、より環境に適した質の良い建材を適切な価格で手に入れるという考え方が、近年の建築家の傾向ではないでしょうか。近隣から運ぶので輸送の際のCO2の削減という点においてもメリットがあります。

ゼロエネルギー住宅

ゼロエネルギー住宅は、自宅でエネルギーをつくると同時に省エネ性能を向上させエネルギーの消費をゼロにする住まいのコンセプトです。政府は2030年までにネットゼロエネルギーハウスの普及を推奨しています。これからは「住まい・生活・エネルギー」の三つを考えていく時代ですね。

屋上緑化で

最新建築トレンドのバイオフィリックデザインと一緒に、住宅の屋上緑化も広まっています。屋上緑化は、建物の上部に土と植物を植えることで家全体の断熱性能や冷暖房効率を高めるだけでなく、都市部のヒートアイランド対策にも繋がります。

自然と人間の関係性を考える家づくり

内と外の境目を曖昧にすることで、自然と人間の関係性を維持し日々の生活を豊かなものにする家づくりを考える建築家が増えてきました。こちらは両側の大開口部を全開放出来る住まい。オープンスペースには自然光や風が吹き込み、庭の木々との距離を身近に感じながら生活することができます。

クレジット: DAICHI ANO

在宅時間と個室問題

テレワークが普及し在宅時間が長くなると、仕事に集中できるスペースや個室が必要になってきます。かといって作れる部屋数には限りがあります。こちらはそんなテレワーク問題の助けになりそうなミニオフィス。もしかしたらこれからは、長時間家にいても快適に過ごせる住居環境を意識した家づくりのアイデアが必要になってくるかもしれませんね。

自然素材で家づくり

こちらは自然素材をふんだんに取り入れた住まい。過去に住宅健康被害などが多発したことで、近年は自然素材を活用した住宅づくりが多く見られます。漆喰や無垢の木材、土壁など、化学物質を含まない天然由来の建材や接着剤の活用が特徴的です。

コーポラティブハウスという選択肢

コーポラティブハウスとは入居予定者が主体となりデザインしていく集合住宅を指します。一般的な分譲マンションとは異なり、入居者が住戸プランの設計を自由にデザインしながら、住まい手の要望を反映していきます。コミュニティが築きやすいのもコーポラティブハウスの魅力です。

仕事と子育てを両立できる家

これから家の購入を考えている人は、仕事と子育てを両立できる家づくりが大切になってきます。在宅勤務時間が増えたことにより子供との関係も変わってきました。こちらのようなインナーテラスは、子どもの遊び場となると同時に仕事の合間の気分転換にもなるでしょう。

スクラップ&ビルドの見直しとコンバージョン

環境への意識からスクラップ&ビルドの考え方も見直されてきました。古くなった建物をすぐに壊して新しい建物をたてる際にでる大量の廃材が問題視され、コンバージョンという家の在り方が増えてきました。コンバージョンとは既存建物の用途を変更し新しい建物へ再生させる手法です。元の構造を利用するので工期や工事費が抑えられる点もメリットです。

IoT住宅

IoT住宅とは、インターネットを接続することで人々の利便性を高める住まいを指します。IoT住宅では、インターネットデバイスを使用し家電や設備を操作することが可能です。それによって消費エネルギーの可視化が可能になり、省エネ対策にも有効な住まいです。

Precisa de ajuda com um projeto em sua casa?
Entre em contacto!

Destaques da nossa revista